今回は「高齢者の歩く速さ」についてです。
人間は歳を重ねるに連れてからだの機能は徐々に低下していきます。
筋力、関節可動域、バランス能力、姿勢などがそれにあたります。
それに伴って歩行も変化していきます。
歩く速さもその一つで50歳代までは比較的緩やかに低下しますが、60歳を超えると急激に低下し、臨界点は62歳ごろという報告もあります。
[参考]
歩く速さは以前の記事でも書いたように、認知症との関連も報告されており、重要なポイントの一つです。
加齢による歩く速さの低下は主に歩幅の減少で生じているとされています。
そのため早く歩こうとすると、若い人では歩幅を大きくして大股であるくことで対応できますが、高齢者の場合、これが難しいため歩数を多くして対応する傾向にあります。
また普段の歩行の中でリズムや速さ、歩幅の変動が大きい人は転倒しやすいことも報告されており、歩く姿勢だけをみるのではなく歩く速さを気にすることも大切です。
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