「高齢者の歩きと転倒」の記事では、転倒経験のある人の歩き方の特徴や歩く能力の低下が、転倒と深く結びついていることを説明しました。
今回は「運動器不安定症」についてです。
「運動器不安定症」とは高齢化などにより、バランス能力が低下し、その結果閉じこもり・転倒のリスクが高まった状態と定義されています。
運動器不安定症の診断基準のテストは2つあります。
1つは「開眼片脚起立時間」です。
方法は目を開けた状態で両手はどこにも捕まらず、片脚にてバランスを保ち、上げていた足が地に着くまでの時間を計測します。
2つ目は「3m Timed up and go test」です。
方法は椅子に座った状態から立ち上がり、3m先まで歩いてから再び戻り椅子に座るまでの時間を計測します。
1つ目の開眼片脚起立時間が、15秒未満
2つ目の3m Timed up and go testが、11秒以上の場合は、運動器不安定症と診断されます。
詳しくは公益社団法人日本整形外科学会のホームページをご覧ください。
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